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【旅行】良いホテルの選び方や、見落としがちなポイントを解説

せっかく旅行でリフレッシュしたいのに「接客が悪い」「客室が汚い」なんてホテルに当たってしまうのは避けたいものです。

ホテル選びでは、そのホテルが「自分の旅行の目的に合っているか」そして「お客様の視点に立てているか」が見るポイントとなってきます。

そこで今回は

  • 目的別ホテルタイプの選び方
  • 良いホテルの特徴と見分け方
  • ホテル選びで見落としがちなポイント

について解説しています。

まずはエリアを決める

公共交通機関を使っての旅行の場合、駅から5分以内のホテルがおすすめです。

旅行は余裕をもってスケジュールを立てていても大抵おしてしまうものなので、観光地へのアクセスを効率良く進められると、時間を無駄にせずに済みます。

また、慣れない土地ではその都度何かを調べたり頭を使うことも多くなるため、思ったよりも早く疲れてしまうケースがよくあります。

さらに、観光の帰りではお土産などで荷物も増えてしまうため「10分歩くだけだと思っていたのに意外としんどい」と感じてしまうことも多いです。

目的別ホテルタイプの選び方

ホテル代は抑えて観光費用に使いたい

あくまでも観光が目的だからホテル代は節約したいという方には、ビジネスホテルがおすすめです。

接客や対面でのサービスは煩わしいという方にも向いています。

また「小学生以下のお子様は添い寝であれば無料」というサービスを実施しているホテルもあるため、お子様連れの家族旅行で利用する方もいます。

ビジネスホテルの特徴

  • 宿泊料は4000円~8000円程度(1名)
  • シングルルームがメインで客室面積は狭い
  • 駅前や繁華街近辺など、交通の便の良い場所にある
  • サービスやアメニティは最低限に押さえられている
  • レストランは朝食会場としての1店舗
  • 機能性重視のため、無人で使える設備が整っている
  • 対面のサービスはほぼない

質の高いサービスと優雅な体験がしたい

せっかくの旅行だから奮発して特別感を味わいたい、という方にはシティホテルがおすすめです。

都会の夜景を楽しめるのはもちろん、シティホテル内の様々な施設やサービスを利用することで、日常では味わえない特別な体験をすることができます。

シティホテルの特徴

  • 料金は1万円~10万円程(1名)
  • 部屋タイプはシングル・ダブル・ツインなどで、客室面積は広め
  • 都市の中心部など、見晴らしの良い場所に建てられている
  • 高級感があり、フォーマルな雰囲気
  • 様々な役割のスタッフが配置されており、対人サービスを貴重としている
  • 様々な施設が併設(バー、レストラン、フィットネスジム、エステ・スパ、プール、クラブラウンジなど)
  • 宿泊客にも一定のマナー・ドレスコードが求められるため、浴衣やスリッパで部屋の外に出ることは禁止されている場合が多い

「その土地ならでは」を満喫したい

自然が好き、その土地にしかない食事や雰囲気を楽しみたいという方にはリゾートホテルがおすすめです。

また、シティホテルのように格式ばった雰囲気ではなく、開放的で緩い雰囲気の方がいいという方にも合っています。

その土地でしか体験できないアクティビティを楽しめるところも魅力の一つです。

リゾートホテルの特徴

  • 宿泊費は1万円~3万円程度(1名)
  • 基本的に2人部屋以上
  • 観光地にあるホテルで、海岸沿いや山の中などに建てられている
  • アクセス面では不便な立地であることが多い
  • 車を持っていない人のために、送迎バスが最寄りの駅から出ていることがよくある
  • 対人サービスはあるが、フレンドリーな雰囲気
  • 料理はその土地に因んだ食材や調理方法などで提供される
  • ウェルカムドリンク、お菓子のサービスなどで出迎えてくれる
  • アクティビティが併設されているホテルもある(海沿いならば、シュノーケリング、カヤックなど。山ならばアスレチック、ゴルフ、ラフティングなど)

良いホテルの特徴と見分け方

客室の広さが記載されている(〇畳、〇平米など)

客室の広さを知りたいときは、写真ではなく数値や間取りを参考にすることが重要です。

なぜかというと、掲載されている写真だけでは実際の広さの判断は難しいからです。

例えば、カメラの広角レンズを使用し撮影すれば、実際よりも奥行きがあるように見える写真が撮れます。

このような技術を使い、狭い部屋を広く見せている可能性があるため、広さの記載のないホテルは注意が必要です。

〇畳・〇平米などの情報が、予約サイトまたは公式HPに載っているのか確認し、その数値を参考にしましょう。

より親切なサイトであれば間取りが公開されていることもありますので、その場合はその間取りを参考にすることがベストといえます。

オープンまたはリニューアルの年月日を確認する

掲載されている写真がきれいであっても、その写真が何年前のものなのかは分かりません。

部屋のきれいな部分だけ撮影している場合もあります。

きれいなホテルが希望であれば、オープンまたはリニューアルの年月日が5年以内のホテルを選びましょう。

その際に注意したいのは「どこをリニューアルしたのか」という点です。

全面リニューアルの場合もあれば、ロビーのみ、一部の部屋のみなどもあります。

泊まろうと検討している部屋が、リニューアルに含まれているのかチェックしましょう。

口コミサイトでの見極め方

お店やサービスを利用する前に口コミサイトをチェックすることは、今や常識ともなっています。

ホテル側もその重要性を理解はしていますが、いまだに対策を取っていない、ずぼらなホテルも存在しています。

前提として、不特定多数の人が利用するホテルでは、いくつかの低評価が付いてしまうことは自然なことです。

なので、低評価が付いていること自体はとくに問題ではありません。

見るべきポイントを2つ紹介します。

「具体的かつ同じ内容のクレーム」が複数件ある場合

たとえば「〇階に宿泊したが、建物が邪魔で景色が見えなかった」「大浴場が写真よりずっと狭かった」など、具体性のあるクレームです。

このような具体性のある書き込みが、同じ内容で複数件ある場合、そのクレームの信ぴょう性は高いと判断できます。

また、その投稿が何年も前のものであれば、改善されている可能性もありますが、最近のものであれば改善されていない可能性は高いです。

クレームに対して誠実な対応をしているか

最近の口コミサイトでは、利用者の口コミにホテル側が返信を書き込んでいることがよくあります。

クレームに対して謝罪文を書いているホテルは多く存在しますが、注目するべきは「クレームの投稿日から返信まで何日空いているか」です。

良いホテルの場合、当日〜3日以内に返信していることが多いです。

これならば、そのクレームを書いた人へ向けられた謝罪であることが分かります。

良くない例は2.3カ月前のクレームに対して、同じ日にまとめて何件も返信しているパターンです。

これはただ「謝罪文を書き込み、レビューサイトの見た目を緩和させよう」という意図での行動であり、そのクレームを書いた人へ向けた謝罪文ではありません。

このように、クレームから返信までの期間を見ることで、そのホテルのお客様に対する誠実さを知ることができます。

「宿名+ブログ」で検索する

実際に泊まったことのある人のリアルな体験記事がみつかる場合があります。

こういった旅系のブログでは、文章だけでなく、その人目線で撮られた様々な写真が見られるので、より実体に近い雰囲気が分かります。

HPにて温泉分析書が公開されている

温泉分析書とは

温泉分析書とは、温泉の温度や、どういった成分がどのくらい含まれているのかが詳しく書かれているもので、温泉のプロフィールのようなものです。

10年毎に専門機関に分析を依頼し、その結果を都道府県に提出しなければならないと、温泉法によって定められています。

また、温泉の施設内の目立つ所に掲示しなければならない、という決まりもあります。

温泉分析書の公開は「安心」の提供

温泉は人の身体に様々な影響を与えるものです。

含まれる成分によってその人の持っている持病や体質に良い効果・効能を与える一方、同じ理由でネガティブな効果を与える場合もあります。

そういった事情から、自分が入っていい温泉なのかどうか事前に知っておきたい人もいます。

しかし、現地には貼っていてもHPには記載していない宿も多くあるため、行ってみないと泉質が分からないパターンが多くあります。

つまり、温泉分析書をHPで公開しているということは「事前に泉質を知っておきたいお客さんのニーズ」を理解し、配慮しているということになります。

温泉分析書について詳しく知りたい方は、下記リンクをご参照ください。

環境省「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」

https://www.env.go.jp/nature/onsen/docs/hyoushi.pdf

ホテル選びで見落としがちなポイント

部屋の広さ

予約サイトや公式HPで、何畳、何平米(㎡)かを事前に確認しておきましょう。

特に気を付けたいのは洋室の場合です。

洋室では、書かれている平米数の中に「家具」「バス・トイレ」「廊下部分」なども含まれます。

つまり、書かれている平米数からそれらの合計を引いた広さが、実際に使えるスペースとなります。

たとえば、一般的にはバス・トイレで4~6平米程使われていることが多いです。

一方、和室で〇畳と書かれている場合は、畳が敷かれているスペースのみを指しており、他のスペースは含まれていないことがほとんどです。

ベッドの数は適切か

2人に1つのベッドでいいのか、それとも人数分必要なのかを踏まえ確認しておきましょう。

同行する相手によっては、ダブルベッドが使えないこともあるため、その場合には追加でベッドを搬入してもらう必要が出てきてしまいます。

特にトリプルタイプの部屋は気を付けましょう。

トリプルタイプというのは、2人部屋にあとからベッドを1つ追加して3人仕様にしているという意味です。

シングルベッドが3つあることもあれば、ダブルベッドが1つとシングルベッドが1つのパターンもあるため、よく確認しましょう。

喫煙ルームか禁煙ルームか

禁煙ルームでも、タバコのにおいがある程度残っていることはよくあります。

要因は、過去に喫煙ルームとして使用していた、禁煙ルームなのに勝手に吸った人がいた、などです。

こればかりはサイト上からの判断ができません。

完全無臭の客室が良い場合は、メールや電話にてホテルに直接問い合わせてみましょう。

土足厳禁ルームかどうか

ホテルには土足有りと、土足厳禁の部屋があります。

例えば赤ちゃんを連れての場合、衛生面を考慮し、ハイハイをしても大丈夫な土足厳禁の部屋がおすすめです。

Wi-Fiは利用できるのか

現在では多くのホテルが導入しているサービスです。

チェックする点としては、客室で利用可能か、ロビーだけ利用可能か、無料で利用可能なのかです。

客室でノートパソコンを使いたい、スマホが使い放題ではない、などの方は確認しておきましょう。

食事回数の確認

素泊まり、朝・夕両方、朝食のみ、の3パターンがたいてい用意されています。

ご自身の観光プランと照らし合わせ、余分な食事を予約しないよう気をつけましょう。

駐車場の確認

専用駐車場の有無と、台数制限の確認をしましょう。

観光費用やお土産代を圧迫させないためにも、事前に確認しておくと安心です。

専用駐車場がある場合

台数制限はあるのかを確認しておきましょう。

台数制限がある場合、あらかじめ駐車場予約ができるホテルもあります。

駐車場予約のできないホテルの場合は、先着順となってしまうため、満車の際には近隣のコインパーキングなどに停める必要がでてきます。

専用駐車場がない場合

そのホテルが、近くに提携駐車場を持っている場合もあります。

その場合、宿泊中は完全無料なのか、出し入れの度に料金が発生するのかを、チェックしておきましょう。

バスルームのタイプ

ユニットバスタイプの場合、お風呂に入っている人がいるとトイレが使えなくなる、というデメリットが発生します。

2名以上での宿泊ならば、ユニットバスは避けた方が無難といえます。

セパレートタイプ(トイレ別)の場合では、洗い場のあるタイプ、シャワーブースのみのタイプに分かれます。

トイレ

ウォシュレット・暖房便座の有無を確認しておきましょう。

最近はそもそも、これらの機能の付いていないトイレが少ないため、いざ使ってみると、思った以上に不快感を感じてしまいます。

無料提供のサービスの内容

事前にチェックしておくことで、持っていかなくていい物の判断ができ、無駄な荷物を減らせます。

一例としては以下のような物があります。

  • 加湿器
  • 充電器
  • 卓上ライト
  • お酒・ジュース
  • 本・雑誌・漫画
  • 軽食
  • アメニティバー

ホテル予約について

ホテルの予約解放時期は6カ月~1年前が一般的

繁忙期での予約はかなり余裕をもって予約しておく必要があります。

具体的には以下の表の通りです。

ゴールデンウイーク半年~4ヵ月前までに
お盆休み、年末年始1年〜半年前までに

プランによってはキャンセル不可もある

「予約」は利用者とホテルの契約であるため、求められた場合には法律的にも払わなければなりません。

キャンセル料の目安

  • 1か月前→かからない
  • 1週間前→20%
  • 3日前→50%
  • 前日→80%
  • 当日→100%

しかし、自然災害などによるキャンセルはやむを得ない場合とみなされ、キャンセル料が発生しません。

詳しくは以下をご覧ください。

民法第415条

https://www.moj.go.jp/content/001255627.pdf

「予約サイト」から予約がおすすめ

予約サイトの価格とプランは、予約サイト側の規模、手数料、ルーム一斉確保による割引など、ホテルとの様々な事情が絡み合い決定しています。

しかし、たいていの場合、直接予約よりも予約サイトの方が価格が安くポイントも貯まるためお得です。

ホテルへの直接予約は、既にそのホテルに会員登録している方が「多少高くてもそのホテルの特典・サービスを受けたい」などの理由から、使っていることがほとんどです。

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